介護職の給料は主に2つから構成されているが、職種によっては高い場合もあれば低い場合もある。
今回は、介護職の給料と残業の関係性について紹介してみよう。

まず、給料は固定金額と変動金額の2種類がある。
前者は給料の中でもベースにあたるものであり、毎月決められている金額となっている。
一方で、後者は残業代や休日出勤手当などの金額である。
たとえば、看護職員とケアマネージャーといった職種は、ベース金額が他の職種よりも高く設定される傾向にある。
この2つの職種の平均月給額は25万円を超えており、良い条件と言えるだろう。
それに比べ、ホームヘルパーはベース金額が若干低くなる傾向がある。
平均月給額は18万円から20万円程度に留まっているのだ。
もちろん勤務する事業所にもよるので一概には言えないが、そのような傾向があるのは間違いない。

また、残業時間についても職種によって異なるのが実情だ。
生活相談員やサービス提供責任者は月に160時間以上の残業になることは珍しくない。
看護職員や訪問介護職員の場合は比較的少なく月150時間未満となっている。
給料を多く稼ぎたい場合は、固定金額の多い事業所か変動金額が大きくなりそうな事業所のいずれかを選ぶと良いと言えるだろう。
就職する時や転職する時には、給料体系がどのようになっているのか確認してから事業所を決めることが重要である。

ちなみに管理職と一般職とでも給料に大きな違いがあるため注意したい。
統計的には平均月給が10万円以上も差がある。
介護職はステップアップすれば昇給を期待することができる職業なので、昇進を夢見てコツコツと勤務することが大切だ。