現場の雰囲気がスタッフの働きぶりに与える影響は大きく、その違いを把握した上で職場を選ばなければ望んだ通りに働けないことは多い。
介護の現場では仕事が山のように降ってききて、最終的に定刻までに仕事を終えられないことがよくあるだろう。

しかし、それを当然のように受け入れてしまい、誰もが夜遅くまで働いている現場では残業がなくなることはない。
それは受け入れる姿勢が既にできてしまっている場合、それを改善しようと働きかける人が誰もいないからである。

特に管理職による影響は大きく、それで構わないと判断されていると職場環境が改善されることはまずないだろう。
しかし、管理職が指揮をとって雰囲気を改善しようという意気込みがあると状況は一転する。
仕事は定刻までに全てを終わらせるのが基本だと、誰もに意識させることができるため、時間を無駄にしないように働こうという気持ちをスタッフ全員が持つようになるのである。
そう考えなければ現場に馴染むことができないことから、自然に残業をなくしたいというスタッフだけが揃うようになるだろう。

そこで、全員が定刻までに仕事を全て終わらせようと取り組むようになると、ようやく残業がなくなるのである。
雰囲気を重視するとともに、管理職の影響力の大きさを考えて職場を選ばなければ、定刻までに仕事を終えられるようになるのは難しい。
もしその点にこだわりを持って介護の仕事で働いていきたいと考えているのなら、よく吟味した上で職場を選ぶのが望ましいだろう。